ネックヒールに米国フェンダー社ネック製作の大御所、ガステラム氏のスタンプが入った日本製アメリカンスタンダードストラトキャスター!
22フレットのツバ出しネック、2点支持トレモロ、マイクロティルトのフェンダー・ストラトキャスターが入荷しました。
ヘッドにシリアルが無く、ネックヒール部にもシリアルがないため、USA製なのかJAPAN製なのか不明ですが、ストリングガイドはカモメ型一つ、また前オーナー様がご入手時に国産のアッセンブリが装着されていたとの事ですので、JAPAN製と判断しております。
ただ、ネックエンド部に『GASTELUM NOV 17 1989』
のスタンプがあり、1989年頃の製作で、ネックはフェンダー社ネック製作のレジェンド、ハービー・ガステラム氏が製作されていることが分かります。
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ハービー・ガステラム氏につきましては、Fenderオフィシャルページで詳しくご紹介されておりますので、ご興味をお持ちの方はお参照いただけましたらと思います。
https://shop.fender.com/ja-JP/customshop/custom-shop-longtime-fender-neck-guru-herbie-gastelum-retires-after-56-years
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1986年にUSAでアメリカンスタンダード・ストラトキャスターがデビューし、1990年にはJAPANでもUSAのアメスタをコピーした「ST-650SPL」が発売されています。
Fender USAの一部のモデルが日本国内で生産されていた時期でもあり、
その過程の中で、「ST-650SPL」について、初期にネックのみUSAのものを使用したプロトタイプが流通したという噂もあり、本品はそのお品ではないかと推測しておりますが、詳細は不明です。
ボディのピックアップキャビティはJAPAN製もUSA製の初期アメスタも採用されていた所謂“弁当箱”スタイル。
ジョイント部にポケットには特にスタンプやサインはございません。
以下改造点が多数ございます。
ネックに他社ボディにジョイントした痕跡(ジョイント穴埋めなおし)がございます。
ボディ4点のボルト穴の加工はございませんが、前オーナー様ご所有時に他社製ネックを付けるためロッド調整ザグリ加工が施されております。
ピックガード含むアッセンブリは全て交換されております。(ボディにオリジナルピックガードのネジ穴簡易補修痕がございます)
ピックアップは以下の通りです。
フロント VANZANDT / TRUE Vintage
センター VANZANDT / Vintage Plus
リア Fender / Hot Noiseless Strat PickUp(カバー表面のロゴは消えております)
ポットはCTS、スイッチはOAK、ジャックはSwitchCraftに交換されております。
ピックガードは詳細不明です。(ノブに隠れておりますが各コントールの傍にPOT固定のために開けたと思われる突起用の穴がございます)
ペグ、ブリッジ及びスプリングは純正のものと推定されますが、
ネックジョイントプレートは現行アメリカンシリーズのものに交換されております。
スケールは25.5" (648mm)、指板Rは241R、ナット幅は約43mmです。ネックはやや薄めのCシェイプです。
お問い合わせは
support@rotomusic.jpまたはTEL:0748-26-4381までお気軽にどうぞ。
ブランド:Fender Japan
状態:B+:通常使用する用途において問題なし
フレット数:22フレット
ネックスケール:ロング
指板材:ローズウッド
ネックジョイント:デタッチャブル(ボルトオン)
ネック材:メイプル
重量:約3.6kg
製造年:1989年
付属品:Fenderソフトケース ※裏パネル欠品
ボディサイドに大きめの塗装剥げの簡易修正部分がございます。
その他、ボディやヘッドに擦りキズ・打痕・凹みが多数見受けられます。
ネック裏は細かな凹みが少々見られるものの、明らかに大きな凹みや打痕はございません。
ネックはほぼ真っすぐに調整済みで、トラスロッドの余裕も残っております。
フレットは1-12フレットにかけて2・3・4弦に少し減りが見られますが、減っている箇所でも8割程度は残っております。
配線はあまりきれいではございませんが、電装関係も良好です。
詳細写真はこちらでご確認願います。
(お手数ですがクリックしていただき、別ウインドウでご確認お願い致します。)