国産ブランドの草分け的な存在であるグヤトーンのショートスケールベース、良品が入荷しました。
国産初のエレクトリックギターメーカーであるグヤトーン。
近年はエフェクターやアンプの開発でその名が知られていますが、1960年代のエレキブームには、日本エレクトリックギター/ベースの黎明期を支え、また海外でも当時の大物ミュージシャンが愛用するなど、多くの実績を持っております。
残念ながら2013年東京サウンド株式会社の営業停止とともにグヤトーンも終了してしまいましたが、これまで数多くの名機を世に送り出したジャパンヴィンテージ/ビザールの筆頭格として、現在も国内外で大変人気のあるブランドです。
本モデルは1970年代前半、日本国内の音楽シーンがGS全盛期からジャパニーズロックの台頭への過渡期の頃に、東京サウンド株式会社がまだ株式会社グヤの社名で発売されていた4弦ベースです。
(因みにあの細野晴臣氏も若かりし頃、グヤトーンのベースをご使用されていたようです。)
ピックアップはMaxon(日伸音波製作所)製のアルニコハムバッキング。
ピックアップデイトは1973年を記しておりますので、本ベースも同時期頃の製作かと推定されます。
製造からかなりの年月が経過しておりますが、比較的状態が良く、ピックアップフェンス・ブリッジカバー・ミュートダンパーも残ったままの良品が奇跡的に入荷しました。(ミュートダンパーのクッション部分は欠品しております)
弦長30inch(約770mm)のショートスケールですが、オリジナルと思われる金属製ナットの溝のサイズ(特に4弦)から、040-095ゲージの弦を張らせていただいておりますので、軽いタッチでの演奏におススメです。
お問い合わせは
こちらまでお気軽にどうぞ。
ブランド:Guyatone
状態:B+:通常使用する用途において問題なし
ピックアップ:パッシブ
フレット数:20フレット
製造年:1970年代
重量:約4.6kg
付属品:フェンダージャパンショートスケールベース用ソフトケース(旧タイプ/底に破れがございます)
擦りキズや打痕、塗装剥げも一部見られますが、製作後50年近く経過している事を考慮しますと、コンディションは良い方かと存じます。詳しくはお手数ですが詳細写真をご確認いただきますようお願い致します。
細めの弦を張っておりますため、1・2弦のテンション確保の点から、テンションピン下にワッシャーを挿んであります。
ネックはほぼ真っすぐの状態に調整させていただいておりますが、トラスロッドはさすがに固めです。
弦高は4弦約2.5mm/1弦約2.0mmでセッティングさせていただいております。
一部のフレットに浮きが見られますが、擦り合わせで高さを調整させていただいております。
電装関係はオリジナルのままですが、良好に動作しております。
詳細写真はこちらでご確認願います。
(お手数ですがクリックしていただき、別ウインドウでご確認お願い致します。)