ギルドのメイプルアーチバックのジャンボモデル!1997年ウェスタリー工場製です。

Guildは1952年Alfred Dronge(アルフレッド・ドロンジ)によって設立され、元Epiphoneや元Gretschの職人達とともにニューヨークの小さな工房で、頻繁に訪れるツアー中のミュージシャン達の意見を積極的に取り入れながら、演奏者のニーズを第一に考えた優れたギターを製作していました。
業績が伸びるにつれ、50年代後半にニュージャージーへ工場拡張移転、さらに1967年にはロードアイランド、ウェスタリーに工場を移転しましたが、常にハンドメイドによってより良い製品が世に送り出されました。
2002年のFender社傘下コロナ工場への移転に伴うウェスタリー工場の閉鎖に至るまでの間、30年以上ギルドのギター製作に携わったクラフトマンによって丁寧に作られたギターは、今も多くのミュージシャンによって愛用されています。
本器はメイプルアーチバックのジャンボシリーズのギターで、1997年ウェスタリーにて製作されています。サウンドホールのラベルにはJ30と記載されておりますが、当時のラインナップにJ30という品番はなく、正確にはJF30となります。
ギルドは80年代以前、フォークタイプからジャンボタイプまで全てFで始まる品番を付けていましたが、80年代に入りライ ンナップを分かりやすくするため、ジャンボタイプのギターはJFという頭文字が付けられました。その後フェンダー社傘下となりいったん製造中止となりましたが、現在はトラディショナルシリーズの名で復活、ジャンボタイプは元のFから始まる品番に戻っています。
ジャンボタイプは1954年にマンハッタンで初めて製造されて以来、名器F50を輩出するなど、ギルドのオリジナル・フラットトップとして君臨しました。
JF30は1986年に発売され、当時ギルドでもっとも人気のあったジャンボです。トップはスプルース単板、サイドはメイプル単板、バックはアーチドメイプル。ネックはメイプルで、指板はローズウッド、パールのドットインレイが施されています。
ギルドの現行ラインナップで、アーチバックのジャンボタイプは、F50復刻モデルとなり価格設定も高めです。もちろん70年代F50も相場が高く、なかなか手に入りません。
また同タイプのモデル、Gibson J-200とはまた別次元の重厚な鳴りがGuildの特徴。過度な装飾もなく、素朴で無骨な分比較的リーズナブルに手に入り、取り扱い易いのも魅力です。
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ブランド:GUILD
状態:B+:通常使用する用途において問題なし
ボディサイズ:ジャンボタイプ
色:アンティークサンバースト
製造年:1997年
付属品:純正ハードケース(ビニールの剥がれが少々ございます),取扱説明書,9V電池(使用中),ネック調整用ボックスレンチ

側板6弦側に長さ2cm程の割れがございましたが、アコースティックギター修理専門工房にて修理済みです。
ヘッド周り・表面板・側板・裏板の所々に打痕・凹み・擦り傷が見られますが、深いものや致命的なものはございません。
バインディングやパーフリングに、経年による塗装ヒビが入っております。
3弦ブリッジピン/穴が少し緩めですが、弦は固定できております。
ネックはほぼ真っ直ぐに調整済みで、トラスロッドの余裕も残っております。
トラスロッドのナットサイズは6.3mm (1/4インチ)で、Gibson等の一般的なサイズより一回り小さめです。(専用のボックスレンチをお付け致します)
フレットは8割以上残っております。
弦高は12フレット上で6弦が2.7mm、1弦が2.3mmです。ブリッジ溝とサドル底面が同じRで成型されております。
LR BAGGS社のIbeam Activeが後付されておりますので、ライブやレコーディングにも即戦力でご使用いただけます!
詳細写真はこちらでご確認願います。
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