ヒスコレに先行して発売された、1996年山野楽器限定オーダーモデルのレスポールジュニア!1958年のダブルカッタウェイを再現しつつも薄型ネックを採用した価値ある1本!!
レスポールの普及モデルとして1954年に開発されたレスポールジュニア。
当初はシングルカッタウェイでしたが、1958年のモデルチェンジによりダブルカッタウェイとなり、1961年にSGシェイプに代わるなど、度々仕様変更が行われました。
1963年の生産中止までの9年間レスポールジュニアの人気は上々で、生産中止以降の1960年代後期にはイギリス・アメリカで巻き起こったニューロックムーブメントの中で多くのロックミュージシャンがレスポールジュニアを愛用しました。
その後も故ゲイリー・ムーア氏やキース・リチャーズ氏がレスポールジュニアをご使用されていたことは広く知られており、この古色蒼然としたスペックを持つギターの人気は根強く、1986年には再生産モデルが発表されています。
しかし再生産モデルは、様々なパーツ、カラー等の仕様が変更されており、ファンの間では以前からオリジナルバージョンのリバイバルの要望が強く、1987年から日本の輸入代理店をスタートした山野楽器からのオーダーで、翌88年から89年頃にオリジナルを再現したTVイエローのレスポールジュニアが限定復活しました。
そして1996年には、同じく山野楽器からのオーダーで、TVイエローに加え1958年の正式カラーであるチェリーレッドのレスポールジュニアも限定製作されました。
今回入荷のお品は、その1996年製の山野楽器オーダーリミテッドモデル、ダブルカッタウェイ/チェリーレッドの中古品となります。
当時のレギュラーモデルがハムバッカーであるP-100を2基搭載し、Tune-O-Matic&Stop-bar tailpieceのブリッジ、そしてGroverタイプのペグが採用されておりましたが、
リミテッドモデルではピックアップに“ドッグイヤー”の愛称を持つシングルコイルのP-90を1基のみ、そしてバーブリッジ、ペグボタンにプラスティックを採用。
ピックガードはべっ甲柄1ply、コントロールはブラックハットノブを用いたこだわりの仕様。
Gibson社自体でもカスタムショップそして1993年のヒストリックコレクション・シリーズのスタートにより、所謂スタンダード系やカスタム、ゴールドトップが次々とヒスコレで登場する、オリジナルへの回帰の潮流のなか、のちに発表されるレスポールジュニアのヒスコレ版に先駆けて発売された希少価値の高い1本。
ヒスコレのようにほぼ完全に復元を目指したものではないようで、ペグはベース・プレート一体型ではなく独立型、ネックシェイプはクラシック系と同じ薄型、ボディも軽量で、日本国内向けオーダーらしい日本人に扱いやすい仕様となっている点は、このモデルにしかない魅力といえます。
前ファーストオーナー様によりご愛用された様子でキズは多数あり、また製作後20年以上経過しておりますためパーツの経年変化が見られ、ヴィンテージ風のルックスに仕上がっております。
それでも機能面・演奏面は良好で、まだまだ長い活躍が期待できる1本です!
もはや説明の要らない、ストレートなロックンロールサウンドを是非お確かめください!!
お問い合わせは
support@rotomusic.jpまたはTEL:0748-26-4381までお気軽にどうぞ。
ブランド:Gibson
状態:B+:通常使用する用途において問題なし
フレット数:22フレット
重量:約3.3kg
ボディ材:マホガニー
指板材:ローズウッド
ネックジョイント:セットネック
ネック材:マホガニー
色:Cherry Red
製造年:1996年
付属品:ハードケース(ロゴ書き換え/サインあり。キズ・ビニール剥がれ多数あり)
全体的にキズが多く、良く使い込まれ、弾き込まれていた様子が覗えます。(詳しくはお手数ですがリンク先の詳細写真をご確認ください)
ピックアップのポールピースやピックガードのネジに錆が発生しており、ブリッジにはくすみが顕著に出ております。
ロッドカバー、ピックガード、アウトプットジャックプレートといったパーツ関係も経年による反りや割れ、欠けがございます。
ネックはほぼ真っ直ぐに調整済みで、トラスロッドも必要以上に回しておりませんが、スムーズに回り前後の余裕も確認できております。
フレットはローからハイまでバランスよく減っており、一番減っている箇所でも約7割の残りがございます。
フレットの高さを揃えるため一部擦り合わせを致しております。
電装関係は概ね良好です。
ストラップピンが増設されておりますので、お好みの位置でストラップをかけていただけます。
詳細写真はこちらでご確認願います。
(お手数ですがクリックしていただき、別ウインドウでご確認お願い致します。)